A抗ウィルス薬の服用に関しては、報道で知っていると思いますが、
今回のウィルスの予防的投与の効果は、証明されておらず、安全性は確立されておりません。副作用など様々な危険が伴います。
現在不必要な投薬によるお薬の副作用や新型のウィルスがお薬に対して抵抗を持たないように、封じ込める体制を医療機関に求められていますので、感染の疑われる方以外の処方は制限されてきております。
現在は、マスクの備蓄やうがいの徹底などの予防策をお勧めいたします。
予防投薬対象者の発生段階別投与指針
カテゴリー | 国内発生早期 | 感染拡大期 | 蔓延期 | 回復期 |
医療従事者 | 投与 |
患者の同居者 | 投与 | 効果を評価した上で検討 |
患者の濃厚接触者 | 投与 | 原則として見合わせる |
患者と同じ職場 学校などに通う者 | 状況により投与 | 原則として見合わせる |
地域封じ込め実施地域の住民※ | 投与 | ーーー |
※ 蔓延期においては、増加する患者を優先し、予防投与の効果などを評価し、予防投与必要性を検討する。
対象者 | タミフル | リレンザ |
13歳未満 | 適応なし | 1回2ブスター |
13歳以上 | 1日1回1カプセル
7〜10日 | 1日1回10日間 |
予防投薬に関し平成21年5月7日現在では、新型インフルエンザに対する抗ウィルス薬の予防効果は必ずしも明らかでないこと、また、
添付文章をもとに副作用等の発現リスクがあること等について、投与対象者(未成年の場合保護者を含む)に十分情報を提供し、同意を得た上で行うこととする。