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糖尿病治外来について

当院での糖尿病の治療の方針

糖尿病の治療は、血糖を下げ、血管合併症の発症・進展を防止し、合併症である心筋梗塞、脳梗塞や腎不全(血液透析)などにならないようにすることが目的です。糖尿病でなくても心筋梗塞、脳梗塞を起こします。しかし、糖尿病があると若い時から血管が老化して、心筋梗塞や脳梗塞を起こしやすくなります。当院では、血糖、ヘモグロビンA1c、尿検査、コレストロール生化学検査など糖尿病診断に必須の検査結果を、診療時間中に迅速にお伝えすることができ、外来迅速検体検査に対応しているため、検査結果がその日のうちにわかります。そのため「検査結果を聞くために、来週もう一度くる」ということはありません。 また、患者さんにわかりやすく説明させていただきながら糖尿病や合併症予防のための管理・治療、また発症予防のための相談・指導など、お一人おひとりの心と体や環境の状況を考慮し、最適な糖尿病治療プログラムをご提案いたしますので、「患者さんは太りすぎだから、・・kgまでやせなさい。」「患者さんの血糖は360だから、すぐに120まで下げなさい。」「たばこは健康に悪いから明日からやめなさい。」このように、一方的に押し付けるような治療の押し付けは、私はいたしません。糖尿病治療の中心はあくまで患者さんであり、患者さんの人生観、ライフスタイルを十分に考慮したうえでよくご相談し、その状況や病状を考慮した提案をおこない患者さんと納得いくまで相談した上で治療方針を決定していきます。それに加え、最近はセルフコントロールするには、病気の原因や病態などを知らなければ、自分を律する理由や力が湧いてきませんので、約20分くらいのDVDを待ち時間に見ていただいて、簡単なテストで確認を行うという取組や血糖の変動を自分で良く知る為に2週間の持続血糖測定器を保険や自費で装着していただく取り組みも行っております。
これは希望しない方に無理強いはしませんが、勉強する気持ちは1人1人個人差は大きいですので、それにあった栄養指導やセルフコントロール指導を行っております。

当院での糖尿病の治療の特徴

1.ヘモグロビンA1cの迅速な測定
血糖コントロールの良し悪しを判断する指標として、最も注目される検査です。HbA1cはグリコヘモグロビンあるいは糖化ヘモグロビンとも呼ばれます。赤血球のヘモグロビンにブドウ糖が結合したものがHbA1cで、これが全体のヘモグロビンの何%あるかを測定します。血糖値の高さに比例してヘモグロビンに結合するブドウ糖の割合がふえます。過去1〜2か月間の血糖のコントロール状態を知る指標になります。健康人ではHbA1cは4.7〜5.5%程度です。当院では院内での迅速な検査で結果がでるため、当日に検査結果を説明し、最新のデーターで処方を弾力的に行います。
2.管理栄養士による栄養指導
当院には管理栄養士の資格を持つスタッフが在籍し、栄養指導を午後に行っています。午後の診察であれば予約が不要で所要時間は20〜30分です(要診察)。患者さんの一人ひとりの状況に合わせた栄養指導を行っています。食事療法はとても大切であり、ぜひ、御利用ください。
3.迅速検査による投薬
当院では患者様のその日の病状を把握し、治療方針の決定、早期の治療を行うための精度の高い検査機器を用いた迅速検査が可能でその検査の結果により、投薬治療を行います。
糖尿病の治療に使用する主な検査機器をご紹介します。
HbA1c糖尿病検査機器
HbA1c 検査
HbA1c・血糖の迅速測定が可能な機器を完備しております。来院当日の検査結果を診療に反映させた糖尿病管理を受けていただけます。「糖尿病予備軍」の方や糖尿病が心配な方も迅速検査を受けていただくことができます。
生化学検査 生活習慣病病検査機器
生化学検査
生化学検査では、炎症(感染症・膠原病)の測定、血糖値の測定、腎臓の機能の診断、肝臓胆嚢の機能の診断、栄養状態の診断、コレステロールや血中脂質の診断、高尿酸血症(痛風)の診断のための検査を行うことが可能です。今まで他院で血糖はコントロールしたけど血中脂質はあまり測ってこなかったという方が意外に多いのには驚いています。血糖、脂質、腎機能、肝機能はセットでコントロールしなければ合併症の予防にはなりません。その為にも不可欠な検査なのです。
尿検査 生活習慣及び糖尿病検査機器
尿検査
尿の中に含まれる、糖、蛋白、潜血、白血球、ケトン体や、糖尿病性腎症、慢性腎臓病の診断、評価に欠かせない尿中微量アルブミンなどを測定する検査装置です。 。
4.自己血糖測定検査
自己注射をしている方は、保険の範囲内で自己血糖測定器とセンサーをお渡ししております。規定以上に測定したい方のセンサーと、自己注射をしていなくて内服薬服用の方が自己測定器を使いたい方の機器とセンサーは自己負担になります。
また当院では、14日間の持続血糖測定器も取り扱っており、1日3回以上注射を打っている方には保険の範囲で測定器とセンサーをお渡ししており、このセンサーを付けてから曲線で自分の血糖変動を目の当たりにしてとてもコントロールが良好になった方が沢山いらっしゃいます。この持続血糖測定器も自費購入が可能です。
リブレ糖尿病血糖測定機器 リブレ糖尿病血糖測定機器の使い方

当院の糖尿病外来の流れ

初めて受診される方の場合
問診
今までの病歴と飲んでいるお薬を聞き取りします。
※ お薬やインシュリン製剤あるいはお薬手帳をお持ちしていただければ幸いです。
診察
診察をして何の検査をするか決定します。
検査
X線、心電図、動脈硬化、眼底、骨密度、血液 etc.
血管の状態、合併症の程度をきちんと把握しておきます。
診察
患者様全員に当院オリジナルファイルをお渡して説明します(コントロールの目安、合併症について、栄養指導の利用の仕方)。
栄養指導
診察の度に毎回あるいは最低でも4回は受けていただきます。
初回はその方に必要な病態についての説明などしながら、詳しい生活の聞き取りを行います。
糖尿病手帳の交付
日本糖尿病協会規定の糖尿病手帳をお渡しし、毎回診察の度に持ってきていただきます。
次回の予約
初回は1〜2週間後の診察のこともありますが、以後はコントロールが安定するまで月1回の診察が原則です。
定期的に再診を受ける方の場合
問診
前回受付から本日まで特別な変化がなかったかをあらかじめお聞きします。(低血糖、風邪などのアクシデント、飲酒や生活の乱れなど)必要なお薬のチェックもします。
検査
HbA1c、尿、血糖:月1回
肝機能、脂質:3か月に1回(安定後の場合)
血液全般:、動脈硬化:6か月に1回
心電図、X線、眼底、骨密度:1年間に1回(市の特定健診で代用の事あり)
診察
コントロールが良好に安定した後は、それを長く維持する事、生活習慣を持続させることが大切になります。必要に応じて禁煙外来、癌の精密検査などをお勧めしています。
栄養指導(必要のある方のみ)
食生活を見直す事は大切です。コントロールの乱れの原因の6割は食生活の乱れ、4割は運動不足ですので運動と食事を合わせた生活のチェックと指導をおこないます。
糖尿病手帳の交付
毎回の検査結果をきちんと手帳に記入し、ご自身のコントロールの目安として意識していただきます。
次回の予約
原則的に月1回の診療ですが安定した人は6週から8週に1回の診察でもかまいません。コントロールが 安定しない人はきちんと月1回定期的に診療を受ける事を強くお勧めします。
当院に入ってから診察を待って帰るまで、待ち時間を効率よく使いながらコントロールを改善させる為の工夫をしておりますので、当院外来の糖尿病の患者様達のコントロールは80%以上が良好(HbA1c6.9%以下)なコントロールをされております。そして、合併症の発症や進行を防ぐ為のアドバイスをしております。食事療法を受けるだけで、10〜20Kgやせる方が多いのは、いかに不健康な生活習慣が糖尿病を招いてしまったかを物語っている様です。
最近、糖尿病の治療薬が次々と発売し、治療方法が多様化されてきました。内服薬も2009年秋よりGLP-I 関連のお薬も登場しました。昔はインスリンを分泌させるお薬が主流でしたが、インスリンは血管を痛めたり、低血糖、体重増加などの副作用がある為、インスリンに頼らない血糖降下薬(DPP4阻害薬、SGLT2阻害薬、αグルコシターゼ阻害薬、ビグアナイドなど)のみで血糖値をコントロールすることが主流となりましたので、どのような薬を組み合わせていくかが、とても大切です。
注射を打ってコントロールする事に対して抵抗の強い方には内服薬と1日1回の注射を組み合わせたBOTという方法もありますし、より血糖の変動を少なくして良好なコントロールえを得るGLP1注射製剤は1日1回のものと週1回のものもよく使われます。針が怖い人、目が良く見えない人、ご高齢の方でも週1回の注射は使い易く、良いコントロールを得られると好評です。また、1日3回以上インスリン注射をする人は、元々血糖変動が大きいので、自己血糖測定を1日3回しても自分の血糖がどこまで下がりどこまで上っているのかよく把握できません。そんな方は14日間の持続的血糖測定器を装着する事で曲線で自分の血糖の変動を目の当たりにしますので、どこまで食べると血糖が上がりすぎるとか、どんな体調の時は上がり易いかという事を日々自分で感じますので、とてもセルフコントロールが上手になります。
日本人の国民病、メタボリック症候群の増加と共に糖尿病の治療も日進月歩ですが基本はあくまで予防及び食事と運動によるコントロールです。
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