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気管支喘息(小児喘息)・咳喘息・アトピー性咳漱

気管支喘息(小児喘息)とは?

小児や成人の方の約9〜10%に認められる、アレルギーの原因である事が多い慢性の病気です。気管支喘息はゼーゼー・ヒューヒューという喘鳴を感じる場合と咳が主症状となる場合があります。咳が出だすと続く、話をすると咳き込む、走ると咳がでる、夜間ふとんにはいると咳が出る症状があります。喘息は、気管支が収縮したり痰が気管に詰まったりして、気道が狭くなる病気と考えられていましたが、気管が敏感になっている状態(気道過敏性)が、喘息の原因であることがわかり、気道の狭窄や気道過敏性は、気道の慢性的な炎症により起こることが、今日の一般的な考え方です。喘息の発作が起こると、気道(空気の通り道)の粘膜がさまざまな刺激に過敏に反応して炎症でむくみ、狭くなります。その後、痰(たん)がたくさん分泌されて気道をふさぎ、呼吸が困難になります。発作は治療によって通常は数分から数時間でおさまりますが、激しい発作が長く続くと命に危険な状態になる場合もありますので早期発見治療が一番です。
【検査】
1)呼気NO検査(一酸化窒素検査)喘息の有無を調べます
2)RAST検査(血液検査)で喘息の原因を調べます
3)モストグラフやスパイロメーターで肺機能検査をし、肺機能に問題がないかや治療経過を検査をします。
【投薬】
喘息の状態が続くと、他の慢性疾患と同じく皆さんの日常生活が影響を受け、お仕事や学校生活あるいは日常活動が妨げられ、普通の生活が送れなくなります。すなわち生活の質、生命の質(QOLと言います)が悪くなります。このQOLを向上させるには、病状をコントロールし、発作のない状態を保ち、正常な肺機能を維持し、健康な人と変わらない日常生活が送れるように適切な自己管理を行うことが大切です。自己管理とは、診察を通じて喘息という病気や治療法を良く理解していただき、患者さん自身の喘息の状態とピークフローの測定値の変化に自ら適切に対応できるように、急性発作や増悪を予防することを目標にしております。ここ10年〜20年の間に喘息をコントロールする安全で質の高い薬(下図)が開発されていますので、乳幼児から大人まで、とてもコントロールし易くなっています。
独立行政法人 環境再生保全機構 作成

咳喘息とは?

かぜは治ったはずなのに、咳は治まらない、といったような症状が数週間続いたら、それは咳喘息かも知れません。
咳喘息は、気管支喘息の一歩手前の状態で特にアレルギーのある人に多いとされています。アレルギー反応によって、気道が炎症を起こしてしまうためです。咳喘息は、かぜに併発して起こることが多く、かぜをひいたあとに2〜3週間以上、咳が続くことがあれば、この病気の可能性があります。咳喘息にかかると、一カ月以上、空咳(からぜき)が続きます。ただし、喘息に見られるゼイゼイ、ヒューヒューといった喘鳴(ぜんめい)や呼吸困難はありません。また、発熱や痰(たん)などの症状はほとんど出ません。気管支喘息と同じように気道の過敏な状態が続いているため、通常のカゼ薬は効きません。カゼと異なり気管支拡張薬が効果を示します。この他,気管支喘息と同じく気道の炎症をおさえるために吸入ステロイド薬を使います。タバコ環境(自分あるいは同居の方など)にある人は禁煙が必要になります。適切な治療を受けなかったり、治療が不十分だったりすると再発したり、気管支喘息に悪化することがあり、慢性化する可能性もあるので早期治療をお勧めします。

アトピー性咳嗽とは?

アトピー性咳嗽とは、喘息発作を起こさないがいつまでも咳が続く病気です。
咳喘息との違いは喘息の代表的な治療薬である気管支拡張剤の効果がないことまた、喘息への移行がないこととアトピー体質のある方に多く見られる病状であることが咳喘息との大きな違いです。
1)喘息以外のアレルギー疾患の既往あるいは合併
2)末梢血好酸球増加
3)血清総IgE値の上昇
4)特異的IgE陽性
【検査】
胸部レントゲンで異常が見つからない為、痰に含まれる注)好酸球を調べます。さらに血液検査で、ハウスダスト・カビ・ダニなどに対するアレルギー反応を確認します。
注)好酸球…白血球の一種。アレルギー反応に関与する細胞の一種治療
【治療】
図に示したような治療を行います。左側は咳喘息、右側はアトピー咳嗽の治療です。稀には両疾患の合併もあります。効果が不十分な時は上方の治療薬を追加します。
症状が軽快した場合、咳喘息では長期吸入ステロイド療法が推奨されますが、アトピー咳嗽では治療を終了します。
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